2008年 12月 11日
みなさま、ご無沙汰しておりました。 お元気でらっしゃいますか? わたしは肩や歯の痛みでちょっと恐ろしいことになっております、が、 めげずにブログ更新~~♪ よく恐れ多くってコメントできないけれどもお邪魔しているところに 古書店がでてきて魅了されています。 わたしも今年2月の懐かしい古書店の思い出をアップ。女子らしくかわいらしい話題で^^ クリスマス・シーズン!世界中でいろんな飾り付けがまばゆい時期ですが、 アルザスの美しさは有名ですね!(すっごく寒いそうですが) 写真はアルザス・ストラスブールの古書店です。 アルザスに行ったひとつの目的が、アンシおじさんという画家の古書を購入すること! だったはずなんですが・・・出向いてみたところ60ユーロと高価! 撃沈・・・。なんでも人気が高まってるそうで・・・。 アンシおじさんとは、ジャン・ジャック・ヴァルツという、 コルマール出身で第一次世界大戦前に活躍した画家。 日本ではあまり知られていませんが、 フランスへ旅行された方ならば一度は目にしてらっしゃるかもしれない、 アルザス地方独特の民族衣装をまとったかわいい子供たちのイラストで有名な方。 しかし、一見かわいいイラストにもアルザスの複雑な歴史を背景に 非常に辛辣なものもふくまれていました。 駅でアンシおじさんについての解説本を購入~~♪ とってもかわいらしい子どもたちですが・・・。 手にしているのは一体なに? どうも戦争ごっこのようですね・・・ アンシおじさんのイラストはとってもキュートなのですが、 実は幼少期に彼はドイツ・ゲルマン系の教師とウマが合わず、落第してしまった・・・ という過去を持っていたそう。 その後1910年ごろから画家として活躍していますが、 タッチのかわいらしさとは裏腹に、描き出されている内容・・・ 反ゲルマン(ドイツ)主義、ケルト民族(フランス系)礼賛という 非常に偏ったアルザスの在り方を描き出しています。 第一次世界大戦後、アルザスはフランスに帰化し、 急速なフランス化が推し進められますが、やはり言語・宗教の面でかなり困難があったようで、 同時にアンシおじさんの人気も影を潜めてゆきます。 最近忘れられていたアンシおじさんのイラストの再評価が進んでいるとのことですが・・・ やはり歴史的な背景はアルザスのひとびとの心の中にも 深く影を落としていたということでしょうか・・・。
by EKreidolf
| 2008-12-11 12:20
| 絵本
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