2007年 03月 11日
今日は寒い一日となりました。 クライドルフの<庭の赤いバラ>より、冬の章の一枚をとりあげました。 なんだかホントに冬将軍って感じ。 この本はクライドルフの絵本の中でも、メルヘン色がつよくって、かわいらしい作風です。 以前紹介した白雪姫などもこの絵本に掲載されていました。 実はベルンの小学校3年生の国語教科書なんですが、こんな素敵な教科書、やっぱりうらやましい。 (日本の古い教科書にも、初山滋さんのカットが使われていたりして、素敵なものもありますが。) あまり色気のない写真でごめんなさい。デジカメ故障中です。うるうる。 外観はこんな感じです。ダストジャケットはありません。 最初からなかったのかは不明。 でも状態からして、もともとは、あったんじゃないかと思ってます。 安い本を探してますので、残念ながら、初版本ではありません。 初版は手の届かないもの多し、です。 クライドルフのこういった本は、最初のこのページが出版年、刷数により、微妙にかわっていることがあります。(この本もそう、わたしの本はどうも3刷のようです。) こういったことは、もともとクライドルフが石版印刷に詳しく、自ら最初の多色刷りの絵本の出版に関わったことと関係があるのでは、と考えています。どうやらクライドルフも絵本の出版を楽しんでたんじゃないか、増刷のたびに小さな技を効かせていたんじゃないか、と思ってます。 クライドルフの絵本をたどる度に、彼の歴史は印刷技術の歴史でもあるのではないか、と感じています。(彼の絵本の魅力はそこではないのですが。) また、少しずつアップしていきたいと思っています。 本日、オット14時に帰宅。ミュシカさん連れてってくれました。ありがとう。そしてごめんなさい、内緒で風乞いしたりして。深く反省。 また大好きミュシカさんのことも、アップします。 ちょっと今晩は冷えますので、どこかで白雪姫と小人たちが、スケートを楽しんでるかもしれませんね。<ふゆのはなし>より。
by EKreidolf
| 2007-03-11 18:17
| エルンスト・クライドルフ
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