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2009年 05月 14日

アゲハに恋して~♪

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うるわしく晴れた4月のある日のこと、ムスメたちとベランダにでていると、
一匹のナミアゲハがやってきて、わたしたちの目前で蜜柑の木に産卵をしていきました。
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なぜナミアゲハは柑橘系の樹木にのみ産卵をするのでしょう、
チョウにも味覚があるの?
そんな疑問を解き明かすべくやってきたのがこちら。
大阪府高槻市にある生命誌研究館
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ミトコンドリアにゴルジ装置・・・細胞質に細胞核・・・
生命誌・・・とあるからにはさぞかし様々な生物が?
と思ったらこちらはきわめて生物学的にアプローチ・・・
細胞の模型、オサムシをめぐる考察、
DNAの解説など極めて学究的な場。
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こちらでわかったこと。
ナミアゲハなどの蝶の前肢には<ふ節>とよばれる特殊な組織があり、
ここに味覚に関する特異的レセプターが存在していて、
柑橘系の樹木に存在する産卵刺激物質を感じ取るのだとか。

昆虫好きちびっこたちには年に三回行われるというラボがおすすめ!
アゲハの産卵刺激物質を使った産卵実験もあるそう。
ちなみに次回は今度の週末、5月16日。
入場無料でもあり、関西の虫好きキッズはいかが?
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しかしすごいなーと思ったのは、
そのナミアゲハの前脚の感覚器に存在する味覚レセプター遺伝子を同定して増幅し、
さらに他の実験昆虫に移植して同一刺激を与え確かに味覚遺伝子かどうかを確認したそうで・・・。
人間と同じで昆虫の細胞も刺激を与えられるとカルシウム濃度があがるそうだ・・・
さらには同一遺伝子を持つ他の昆虫を研究することで進化の流れをさぐるのが目的だそう・・・
ほ~~。





たくさんいる幼虫たちの中で、なんだかいつものナミアゲハと違う子をみつけました。
も…もしやこの子は・・・
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うちの樹木に産みつけられた卵が孵化したばかりの様子。
体長3~4ミリほどでしょうか。

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お母さん蝶が食草を間違えずに産卵してくれたおかげで
えっちらおっちらよじのぼり、、元気に葉を食べ始めました。
でも若い芽に産みつけてくれるやさしいナミアゲハお母さんと違って
どうやらクロアゲハかもしれないこの子は最初から茎をよじ登り、
硬い葉もぼりぼり・・・強い子です。

シネフリンとスタドキリンとかいうミカン科の樹木にふくまれる物質はナミアゲハとクロアゲハ共通の
産卵刺激物質だそうです・・・ああ、そういうわけなのね。

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今年は知らない間にいろんな蝶が我が家のベランダにやってきてくれたようで^^(汗)
結局現在のところ20数匹を今のところ観察しています。
もうどんな蝶でもかまわないから元気に育ってくれたらいいや、というのがホンネです~~♪
そろそろカブトムシも成虫になりそうですし、本格的な夏はもうすぐそこですね。
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by EKreidolf | 2009-05-14 19:42 | 蟲観察


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