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2008年 11月 01日

メキシコへ渡る蝶

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 冬の速い足音が聞こえてくる今日この頃、新聞やテレビなどでは、
アサギマダラが南下してきた、というニュースを何度も目にしました。
以前から長距離を渡る蝶には神秘を感じていたんです。
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 アサギマダラと同様に、かつもっと長い距離を移動して南下する蝶が
北米からメキシコへ渡る蝶、オオカバマダラです。
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 以前、カナダを旅行してはじめてオオカバマダラに出会ったとき、
この南米を想わせる色鮮やかな蝶がなぜここにいるのかが、とっても不思議でした。
テレビで放映された、ターシャ・テューダーのお庭の特集番組をじっとみていたら、
やはりあの素晴らしいお庭でこのオオカバマダラが戯れていました。

世界の多くの国々でハロウィンのお祭りが盛大に行われているころ、
オオカバマダラはカナダ、北米からやっとメキシコに辿り着きます。
ちょうどそのころ、メキシコでは死者の日、ガイコツ祭りを迎えます。
亡くなった人を想い、壮大にかつにぎやかに行われるお祭り。

オオカバマダラの到来は、死者の帰還だといわれているそう。
亡くなった人の魂が、蝶の形をとって帰ってくるのだと。
古くから伝わるメキシコはミチョアカン地区の伝承だそうです。
死者の日を過ぎるまでこの地域では蝶を捕るのは禁じられているそう。
いわゆるハロウィンには馴染めませんが、センバスチやマリーゴールドで
華やかに彩られたガイコツ祭り・・・死者の日にはなぜだか共鳴するものを感じます。
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by EKreidolf | 2008-11-01 09:08 | 蟲観察
2008年 06月 02日

時計草~メキシコの夢

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 先日子供と植物園にいったおり、この時計草に久々に出会いました。
はじめてみたときびっくりしたこの花のすがたかたち。

 時計草はヨーロッパではその特異な構造から、<受難の花>Passifloraと名付けられています。16世紀にスペインの伝道師たちが中南米大陸に<伝道>にいったおりに欧州に持ち帰った種が起源とされ、葉・子房・葯・雄しべ・副冠/蕚と併せて十枚の花びらがそれぞれ、刑吏の槍・十字架・釘・キリストの傷跡痕・かなずち・茨の冠・ペテロとユダを除く十人の使徒に例えられ、こんな名になったとか。。
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こちらはエルンスト・クライドルフが描いた時計草。タイトルも<受難の花>。
果たして16世紀に時計草が目にしたものとは。

メキシコの夢
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by EKreidolf | 2008-06-02 11:48 | 読書
2007年 11月 01日

メキシコ ガイコツ祭り

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だいぶ前のことだけど、本屋さんでハートをつかまれた本、
<Mexico ガイコツ祭り>は緒川たまきさんの小さなピンクの本で、
この本に出会って以来、わたしの心の中ではハロウィンはかげを潜め、11月はこのお祭りに思いを馳せます。大森よう子さんらによるスタイリングもとてもキュート。

亡き人の霊が帰るという「死者の日」は11月1日から3日まで続く。
メキシコにおけるお盆のようなもの。
これはコロンブスの南アメリカ大陸の発見よりも以前から行われていたマヤ人の伝統的な行事で、それぞれの土地に伝承や物語が伝わっているそう。

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センバスチの黄色い花咲き乱れるメキシコだからこそ似合う、
死者を慰めるためのこの行事。
その心はユーモラスな砂糖でできたガイコツとともに祭壇に添えられます。

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色彩鮮やかな祭壇には涙は似合わないけど、
こういう形の祈りもあるのだと人々のパワーに驚かされます。

日本独自の昔からの行事、忘れちゃったな~とちょっぴり自分を戒める。
そういえば八百万の神々はそろそろ出雲の国からお帰りだろうか。

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by EKreidolf | 2007-11-01 12:30 | 読書