「ほっ」と。キャンペーン
2012年 08月 08日

夏休みです^^

e0113871_16494.jpg

このところつらいのが首の痛みと身体のしびれ。
猛暑の名古屋にしばしお別れして自律神経を休めたい^^
北の国にしばし療養してきます。
[PR]

# by EKreidolf | 2012-08-08 01:09 |
2012年 07月 29日

行ってきました、クライドルフの世界。

ご無沙汰してしまいました。
ちびたちが発熱したり、パソコンのマウスが壊れたりでなかなか更新できず・・・

さて、先日行ってきた『クライドルフの世界』。
すっばらしかったです。
まず、展示されている絵本のセレクト、作品の構成。
導入の自画像や家族の肖像、小さな小さな作品群、
『ふゆのはなし』『くさはらのこびと』などはもちろんとして、
ちょっぴりグロテスクな世界観の『眠れる木』『フィッツェブッツェ』。
『Blumen Ritornelle』『アルプスの花物語』など、クライドルフの特徴が
美しく発揮されている夢見がちな絵本で構成されたパート、
それから『Traumgestalten(夢の人物)』『手の夢』等を取り入れた
最後のの謎多きパート。
それから、おそらくこの展覧会を逃したら観ることはできなかったであろう、
コアなファンをも身震いさせる晩年の作品がみられたこと。

結論から・・・。
クライドルフについて深く知ろうとする自分には多くの宿題があるのだなあ、と。
一人の人間をその作品からのみ理解しようとするのは並大抵のことではない、ということ。
ただ作品を眺めればいいというものではなく、たとえば『アルプスの花物語』ならば、
スイス・アルプスに咲く花々の薬効や伝承を知っていた方がよいのだし、
珍しい油彩『Das Leben ein Traum』について考察するのなら
ヴァーグナーのオペラとかロマン派の絵画とかその他もろもろの予備知識が必要かもしれないし、
クライドルフがゴットフリート・ケラーの『緑のハインリヒ』を愛読していたのは自伝で知っていましたが、
その他の作品群についてはよく知らないし・・・。
えっと、須賀敦子さん風にいえば、「素手」でクライドルフに触れるのではなく、
数多くの幅広い接点を持って、より深くクライドルフを理解するためには、
まだまだ数多くの難問が横たわっているのだなあ・・・
それこそ塩1トンなめるまで・・・と感じました、トホホ。


こうしたエルンスト・クライドルフの回顧展を企画してくださった、
Bunkamura Museumの方々には本当に御礼申し上げます!!
本当に、クライドルフの作品をリスペクトし、愛情を持って企画してくださった回顧展だということが
よ~~~くわかりました!!素晴らしかったです!!
本日で渋谷での展覧会は終了してしまったかと思いますが、
まだまだ郡山・富山・横浜で開催予定です^^
まだ未見の方はどうぞご覧になって下さいまし☆

[PR]

# by EKreidolf | 2012-07-29 23:32 | エルンスト・クライドルフ
2012年 07月 12日

ちいさな蝶~神谷美恵子さんへの手紙

ジュネーブ、1926年11月1日
 私のいとしいミエコよ
 この小さな蝶を私の思い出に持っていて下さい。
あなたの国の最も偉大な芸術家たちは感情や観念のシンボルを、自然の中から最もよく、ひき出すことのできた人たちです。
 この蝶をあなたにあげるのは、自然そのもののものをあげるわけですが、それはあなたにそうなって欲しいと思うもののシンボルであるからです。
シンボルという考えが浮かんだのは、あなたにふさわしいと私が考えたからなのです。
羽の表面はしなやかで、深い、光を放つ濃い色。
それらの色はいつの日にかあなたを立派な日本女性に育てることでしょう。
羽の裏面には、はなやかで快活な図柄が奔放にあそんでいる。
それはあなたの若々しい活気、陽気を現わしており、それによって友だち皆と仲よくできたのです。
あなたの人生を通じて、知恵の裏側がいつでも快活さでありうるように、
一生があなたにとって充分穏やかなものであるように、私は心から祈っています。
 フランスのおじいさんとしてキスさせて下さいね。
                              ポール・デュプイ


 このところ母の本棚から勝手に持ってきた本、『神谷美恵子の世界』を読んでいます。
この手紙は神谷美恵子さんが中学時代滞在したスイスにおいて教育を受けた学校の教師、
ポール・デュプイ氏から。
彼女がジュネーブを経つときにブラジルのめずらしい蝶の標本の小箱とともにいただいたそう。
何と心やさしくおだやかな愛情に満ちた言葉。


 美恵子さんは後にこう述懐しています。
「デュプイ先生ほど私たちが質的にも時間的にも多くを教えられた先生はない。
あまりにも幼かったために、その先生の「知恵」を充分吸収しえなかったことが悔やまれるが、
それでも漠然と何か「第一級」のものに接した思いがいつまでも残っている。
中学校の子どもがああいう「大物」に教えられるという好運は、めったにないことなのだろう」
と。
感性が柔軟なこどものうちに、学ぶ姿勢を持ち、自己の世界を広げてゆくことの
楽しさを知っている大人とのふれあいを持つことの喜び、恩恵を彼女は享受し、
その身にかみしめていたのだということがうかがえます。
 こういった師との出会いがそののちの神谷美恵子さん、
数カ国語に堪能で国家に重用されていたのに医学の道を志し、
ハンセン病の患者と真摯に向き合い、ヴァージニア・ウルフらの研究に没頭するという
彼女いうところの『人生の十字架』を背負うような激しい道を選ぶことの
ひとつの萌芽となったのでしょうか。

羽化しました!
[PR]

# by EKreidolf | 2012-07-12 14:17 | 読書
2012年 07月 05日

蝶の不思議

e0113871_23492872.jpg

 いよいよ夏本番の到来。
夏型の大きなアゲハたちを毎日みかけます。
日本人にはむかしから蝶を愛でる人々も多く、
たくさんの蝶にまつわる俳句や逸話が残っています。
魂の化身として珍重されたり、
その大発生はただならぬことの前触れとされ、平将門の乱の前にも
多くの蝶が乱れ飛んだのだとか。

一方歴史的にヨーロッパでは蝶のイメージはあまりよくなく、蛾との区別もあいまい。
ドイツ語の蝶の呼び名に方言ですが、Butterfriegeなんて呼ばれ方があるそう。
Butterはバター、friegeは蠅です。(英語でもflyだから同じ蠅ですね。)
もともとこの呼び名は「魔女が蝶の形をしてバターやミルクを盗みに来る」という迷信から来ているそうです。
そんな迷信を受けてか、クライドルフにもこんな表紙の本があります^^
タイトルからして『Das Schmetterlingswunder』、すなわち蝶の不思議。
e0113871_23544181.jpg


ドイツではSchmetterling、フランスではpapillonと呼ばれる蝶や蛾の仲間たち。
Schmetterlingはもともと「翅をばたばたさせる」という意味なんだとか。
これと似ているのがチェコ語のsmetana。
あの有名な作曲家のスメタナも、日本風にいえば「蝶々さん」なんですね。

ギリシャ語の蝶はpsyche(プシューケ)。この言葉には蝶の他に、魂の象徴という意味があるそうな。
ちょっとギリシャに親近感抱いちゃいます(ラフカディオ・ハーンもギリシャの出身)。
e0113871_23553532.jpg

本当にカット数こそ少ないものの、夢のように美しい本(1931年出版)。

e0113871_23553589.jpg

いつか仕事リタイアしたらゆっくり訳してみたい。

 さて、アゲハチョウ科の蝶はラテン語ではpapilioなんだそうです。
これに対し、タテハチョウ科はNymphanid(水の妖精)。

我が家の水の妖精は・・・(虫嫌いはやめて)
[PR]

# by EKreidolf | 2012-07-05 00:08 | エルンスト・クライドルフ
2012年 06月 28日

虫愛づる姫君のためのクライドルフ。

ご無沙汰しております。
ブログに向かうのも久しぶり・・・
あ・・・残念なことに~~~まだ渋谷には行けてません。
来月には必ず!!横浜で仕事もあるので行きます!!!絶対行く~~!
(図録はお取り寄せしちゃおうかな^^予習のために。

さて、クライドルフ番外編ということでここではちょっとアンチも多そうな虫のカットをランダムに。
おそらくBunkamuraでは展示のないカット?^^
e0113871_23381720.jpg

クライドルフの描く蜻蛉。
カラー、アネモネなどの花々とともに。

虫嫌いは絶対!!!みないで♪
[PR]

# by EKreidolf | 2012-06-28 23:58 | エルンスト・クライドルフ