2008年 08月 09日
アニタ・ローベルというポーランド出身の絵本画家をご存じでしょうか。 ご主人のアーノルド・ローベルも有名な絵本画家ですので、ご存じの方も多いかと思います。 アメリカ育ちのご主人の明るいタッチに対し、アニタのタッチはいかにもヨーロッパの重厚かつ優雅、それでいて繊細なもの。 ユダヤ人の血が流れていたため、子ども時代は恐ろしい体験をされたそうです。 彼女の描くストーリーは、どこか既成概念に疑問を投げかけるユーモアを備えたものが多い。 この『おひめさまのたんじょうび』もそんな作品のひとつ。 体裁ばかり気にしていて、しつけには熱心だけれど、おひめさまの本当のこころにまったく目をむけない王と王妃。 さびしかったおひめさま、はある日こころやさしい貧しい風琴ひきにであいます。 おひめさまの選択した結末は・・・ 夏休み工作でへんてこなものがたまってきています^^ どうせなら、戸棚の上でほこりをかぶっていてもさまになりそうなものをつくろうかと思いました。このアニタ・ローベルのおはなしをモチーフにして、おひめさまの小さなマリオネットを作成。 小さい頃大好きだったお話も、大人になってから読むとちょっと複雑です。 貧しい宿なしの風琴ひきに、果たしておひめさまをたくせるのか・・・。 そうです、おひめさまはお城をでてしまうのです。 でも、おひめさまはきっと幸せだったのだろうと信じながらつくりました。 こどものころは、そんなことは考えず無邪気に楽しんでいましたけど。 (美しいウィリアム・モリス調の模様はこの絵本の裏表紙です。) 本当は風琴ひきの男の子を先につくるつもりだったのですが、 長女のリクエストで、村娘となった後のおひめさまを先にしちゃいました。 彼女の着せ替え人形となりそうな気配です。 この絵本は現在絶版なので、ぜひ復刊してほしいと願っているものです。 クライドルフ・ファンのみなさま、少々お待ちを・・・ 暑さがやわらいだら、またいくつか・・・
by EKreidolf
| 2008-08-09 12:40
| つくる
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