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2007年 07月 09日

おかしな結婚式

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 コドモのころ、父の趣味が釣りでしたので、いつも週末は水辺で過ごしました。
膨大な時間をどうすごすか・・・水辺は小さい子らにとっては格好の遊び場です。
いろんな生き物をながめたり、生態系を観察しみえないけれどもそこに存在するはずの何者かに思いを馳せたり・・。
毎年、七夕の短冊には願い事をかくのですが、小さなムスメたちがこうした生き物たちと触れ合うことができますようにと書いています。
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チェコの絵本作家、ヤン・クドゥラーチェクさんの絵本、『おかしな結婚式』。
クドゥラーチェクさんの独特の世界がたまらない絵本です。。
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銀の池とよばれる美しい静かな池ではじまる物語。
カッパのおやぶん、スターレクじいさんはカッパのおしろに住んでいました。
きらきらとした銀の池の中で、カッパのスターレクは鯉のベーナに注文をつけます。
「いつになったら結婚式を挙げるつもりか?」
と、ベーナに無理やりあさって結婚式をとり行うよう命じます。
そして、本人たちの当惑をよそに結婚式にむけてちゃくちゃくと準備がはじまりました・・・。
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ヤン・クドゥラーチェクさんの描く、独特の光がちりばめられた水の中の世界が、かなりたっぷりと堪能できる絵本です。
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 以前田舎に住んでいたとき、保育園で若い男性の保育士さんが、ムスメのためにと小さなカエルを捕ってきてくれたときのことを思い出します。あ~田んぼでゲコゲコというカエルの声、久しく聴いてないなあ・・


オトフリート・プロイスラーの『小さな水の精』も素敵な本ですねえ。
早くこういう児童書を読み聞かせできるくらいに大きくなるといいけど・・・。
う~ん、やっぱり今のままがいいかなあ。

by EKreidolf | 2007-07-09 11:12 | 絵本


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