2007年 05月 06日
クライドルフについてとりあげるのに<花のメルヘン>について書かないのはちょっと変ですよね。でもこの<花のメルヘン>にはちょっとしたひっかかりがあったんです。 彼のデビュー作なのですが、上の二つの画、ちょっとみくらべてみてください。 ドイツのals edition社と日本のほるぷ出版、二社ともに同じ出版年から起こした画で構成されてると思うのですが、アメリカで出版された<花のメルヘン> はちょっと違う(アメリカ版が上の画になります)。アメリカではクライドルフの作品はどうも3作しか出版されてないようなんですが、前二社がおかしてしまった過ちをクリアしてるという気がします。 古い絵本から新しく復刻版を出そうとするとどうしても画質が落ちてしまいます。 アメリカ版はどうもクライドルフの直接描いた水彩画から画を起こしているのでもともとのクライドルフのみずみずしい色彩が保たれてるんじゃないか、そんな気がしています。 初版が買えさえしたら、こんな考察はいらないかと思いますが・・・。 アメリカ版は、版形がふたまわりほど小さくなってますがおススメです。 ・・・かなりヲタクですね。
by EKreidolf
| 2007-05-06 23:34
| エルンスト・クライドルフ
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