人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Lenzgesind

ekreidolf.exblog.jp
ブログトップ
2007年 02月 25日

ゆくゆくあるいてゆくとちゅう

ゆくゆくあるいてゆくとちゅう_e0113871_10463674.jpg

最近、ムスメが食卓上で、カメを飼い始めた。
本物のカメは、まだ早いといわれてしまったからだ。
ヒトのいないとき、このカメはティッシュボックスの家からこっそりでてきて、悪戯するらしい。
食卓上では少々ジャマになるが、ムスメの最も静かな友人。


ゆくゆくあるいてゆくとちゅう_e0113871_10314994.jpg

エティエンヌ・ドゥレセールの<ゆくゆくあるいていくとちゅう>。
訳者は、あの谷川俊太郎氏。
長女は2歳のころ、最もこの本を好んでいた。

ゆくゆくあるいてゆくとちゅう_e0113871_10465388.jpg

彼らが山を降りてくるとき、季節は冬。

ゆくゆくあるいてゆくとちゅう_e0113871_10322477.jpg

しゅびびびびーっ。
通称<リーダーのおばけ>は光線をだして、部下を脅かすものを、カチンコチンに凍らせていく。
彼らは何者なのか。
語られることなく、行軍は進む。
ゆくゆくあるいてゆくとちゅう_e0113871_16302924.jpg

彼らはどこからきて、どこへいくのか?
移りゆく季節の中。


ゆくゆくあるいてゆくとちゅう_e0113871_10324527.jpg

そして、彼らが山に帰る頃、春がやってくる。
ドゥレセールの作品の中で、最もシュールな、最も好きな絵本。

by EKreidolf | 2007-02-25 10:44 | 絵本


<< 妖精のすむ森のおはなし      春の民 ③ >>