2013年 03月 15日
こんな本があると知った。 著者はクライドルフ研究で著書も多い、Roland Stark氏。 クライドルフ展の図録は本当に素晴らしいので幾度も読み返しては参考にしています。 やっぱりクライドルフ関連の情報を日本語で読めるのはこの上ない喜び! 『Alte Kinderreime』の中の一つの絵に今日は注目。 171番目、『パセリ、鉢植えの香草』。 女性と奥にたたずむクライドルフとおぼしきひとりの男性。 実はこの女性はクライドルフの友人のAlbert Weltiの奥様、Emeline Welti。 冗談交じりにクライドルフは彼女の崇拝者として自身を絵の傍らに描き添えています。 あまりクライドルフの生涯を追っていて、女性はでてこないものですから すかさず反応! うつくしく思いやりに満ちた関係であったに違いないふたりの仲。 息子Ruediのカットも彼は描いています。 1911年に彼女が病に倒れるまでその関係は続きました。 (夫であるAlbert氏は彼女の死の翌年に病死) 仲のいい男女を描いた朱色の表紙のこのカットはどうも『Knecht Ruprecht Ⅱ』から抜粋されているようです。 う~~ん、内容が読めたらなあ。 というわけでまだまだクライドルフ探求は続きそうな昨今です。 復刻版『Alte Kinderreime』ではこんな風。 こちらの男性はちょっとクライドルフのような控えめな雰囲気はみられませんね。
by EKreidolf
| 2013-03-15 09:59
| エルンスト・クライドルフ
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