2011年 12月 18日
今年飾っているのはオズボーン・コレクションの中でもひと際にぎやかな絵本、 『二つのオランダ人形の冒険』。 ペギーとサラという二人のお人形の織りなすクリスマス・イブの物語。 ゴリウォグ人形でもすっかり有名な絵本です。 wikiからの画像です。 このオランダ人形、どこかでみたことがある・・・。 もともとは19世紀はじめくらいから北イタリアでつくられていた木の関節を持つお人形 (wooden peg doll)。 その後ヨーロッパ各地に広まり人気を博したようです。 大、中、小と様々な大きさがあったようで・・・。 お人形関連の本のお好きな方ならすぐにいくつかの懐かしい作品を思い浮かべていらっしゃるかも。 ルーマー・ゴッデンの『人形の家』のトチー、最近では『ティリーのねがい』のティリー・・・ 先日、文庫版でないゴッデンの『人形の家』を古書店で手にし、 その挿絵、見返しに見惚れてしまいました。 (堀内誠一さんですからいうまでもないことなのですけれど。) 文庫化によって失われてしまうものもある。 いずれにしてもこの木製のお人形の登場人物は、信念が強く、 しっかりとしたたくましいキャラクターとして描かれていることが多いように思います。 特にトチーは、小さいころからずっと心の中のどこかでわたしを支え続けていてくれたのかもしれない。 (ティリーのように几帳面になれたなら、っていう実現不可能な夢も・・・。) 小学生のころ、このお人形が欲しくて、いわゆるおもちゃ屋さんでは 欲しいものがないと父母にわがままを言ったことを思い出しました。 小さいころからの夢がかなった気持ち。 19世紀半ばのドイツ製のもののようです。 関節はかなり自由に動きます。 どちらかといえばトチーというよりティリーのお顔でしょうか。 これから、末永くよろしく。 兄が10年前、長女の出産祝いで贈ってくれたシュタイフ・ベアとともに。 まるでエドワードとティリーですね。 ティリーのおはなしの好きな次女がびっくりしています^^ 興味のある方はこちらを見てみてくださいね。
by EKreidolf
| 2011-12-18 00:30
| 絵本
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